郡高の行事
第9回福島県高等学校英語プレゼンテーションコンテスト~未来への提言~
日程:11月16日(土)場所:コミュタン福島
13チームが参加、郡山高校からは2年生普通科、英語科から2チームが参加しました。
探究活動や学校生活で学び経験したことを活かし、「よりよい未来のための提言」を英語でプレゼンテーションを行いました。
【Aチーム】2年2組 横山君、西野さん、2年6組 藤本さん
The baton for the future ~ The Fukushima Study for the Future~未来へのバトンプロジェクト「未来への福島学」の提案
生徒たちはJRCの活動等で浜通りの震災遺構や伝承館を訪れ、語り部の方々の話を聞いたり、OECD東北セミナーに参加をして石川県の輪島高校の生徒と交流を行ったりする機会に恵まれました。震災の記憶がある最後の世代として、震災の記憶や防災知識といった「遺産」を今後伝承する責任があると生徒たちは考えたようです。小中学校では3月11日に一斉に黙祷を行ってきましたが、高校では避難避難訓練を除いては全体での震災や防災教育の機会がありません。そこで高校の探究の時間を活用し、防災や震災伝承の時間を設けることを提案しました。また、教育旅行では、伝承館で学んだり、福島県産の食材でBBQをしたり、伝統芸能継承の意味も込めた田植え踊りを体験するなど、工夫を凝らしたプランを提案しました。更に、本校には、教員志望者向けに、教育コース講座が開設されていますが、未来の子どもたちに震災の記録や防災の大切さを伝えられるよう、震災記録の伝承や防災の講座を設けることを提案しました。
【Bチーム】2年6組 伊藤さん、西坂さん、三浦さん
The Rainbow Project~Suggestion for student oriented international interaction~レインボープロジェクト~生徒主体の国際交流への提案
英語科の2年生は、今年の2月(1年生時)に、語学研修でフィリピンのマニラやスービックを訪問しました。英語の研修や地元の方との交流を行い、素晴らしい文化に触れることができました。同時に、国が抱える貧困や環境問題も目の当たりにし、学生として何かできることはないかと考えたようです。多民族、異文化が共生するアジアの国々と、福島が将来も交流を深める架け橋になるよう願いを込め、「レインボープロジェクト」と名付けました。日本を含むアジア圏の人々は多様なアクセントや表現で英語を使用します。多様性を受け入れ合う大切さも虹の7色で表現されています。インスタグラムでの情報発信、オンライン交流、現地での語学研修や環境保護活動、福島での部活や学校教育イベント体験等、学生が主体となる交流を考案し、観光に終わらない持続可能な国際交流の提案を行いました。
6名全員が部活動に所属し、忙しい中でも時間を捻出して英語でのプレゼンテーションにチャレンジをしたことは、とても貴重な経験だったと思います。審査員からの英語での質問に対する応答にも、堂々と臨んでいました。
当日会場まで参観にお越しいただいた保護者の皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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