R7 UchidaゼミStart!!!(教育コースに内田良先生がやってきた!)
2025年6月30日 07時59分令和7年6月18日(水)
ABEMAなどでお馴染みの教育の専門家である内田良先生(名古屋大学)によるゼミ第1回目が行われました。
内田先生は昨年度から教育コースの生徒たちに現在の教育の問題を探究しています。教育コースを受講しているサックスをこよなく愛する普通科2年 和奏です。
*郡山高校の教育コースは、学校の先生になりたい人だけでなく、教育に興味がある生徒たちにも開放しています。現在は80名ほどのメンバーで構成されていますが、1年で終わりではなく、2年目・3年目の受講も可能になっています。2年目の生徒はフェロー、3年目の生徒はシニアフェローとして、教育コースをより良いものにしていくメンバーでもあります。
さて、内田ゼミ第一回目は、教員の働き方改革〜教員の頑張りすぎを見直し、教育を設計し直すことの重要性〜といった内容でした。また、探究をするということについて高校生がどのような視点を持って進めていくのかという、今求められている探求的な学びについてもお話しくださいました。
教育問題に入る前に、内田先生はこんなお話をしてくださいました。
内田先生は、先入観をもったまま探究を進めていくことはいけないと教えてくださいました。
私たちは、最初から先入観を持っている。パンや水は安全で、ドラッグは基本危ないものと。先入観から脱却して、フラットに物事を見るところから探究をすることが大切なんです。と
当たり前と思っていることを思考停止で見るのではなくしっかり事実をベースに向き合っていくことの大切さを冒頭から知ることができました。
内田先生の教育に関するお話がスタートしました。全てここに網羅することは難しいので、箇条書きでポイントだけ閉めさせてください。
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教員の長時間労働が問題視され、改革が進み始めた。
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部活動の外部移行が教員の負担軽減策として進められている。
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教員の働き方改革は匿名のネット空間での声がきっかけで進行。
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教職の魅力発信イベントが逆効果となった。
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教員は労働者であり、定時に終わるべきである。
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いじめの加害者の出席停止は毎年0件である。
- 部活動の地域移行において、大学生を活用するアイデアが議論されている。
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教師が子供や保護者からのストレスに苦しんでいる。
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教員の業務を外部化し、授業に専念できる環境を整える必要がある。
先生の講義の後、多くの生徒から質問があがりました。
内田先生のゼミは秋に第2回が行われます。内田先生ありがとうございました。