教育コースの取り組み

2024教育コースの取り組み

教育コース特別講義 内田 良教授 〜教育問題とは〜

令和6年7月5日(金)

郡山高校の教育コースで、名古屋大学の内田良教授をお呼びして「教育問題」についてご講演をいただきました。

郡山高校の教育コースは、学校の教員になりたい生徒だけでなく、教育の分野に関わりを持ちたいと考えている生徒や、教育に興味を持っている生徒に向けて、教育分野全体と、それぞれがどのように関わっているのかを俯瞰して見ることができるようにプログラムされています。

今回は、地上波やABEMATVなどでお馴染みの内田良教授に来ていただき、教育問題について考える時間をいただきました。

 

「常識の中に生きていると非常識について考えることが難しい」

先生は、このことを、生徒に伝えるために非常に興味深いお話をしてくださいました。

・左にしか曲がれない自転車で右回りで校庭を一周する方法は?←左に回りながら角度を調整することで右回りで工程回れます。

・平均寿命が低いシエラレオネで老人は元気である。どうして平均寿命が低いのだろうか?←シエラレオネでは、4人のうち一人が5歳の誕生日を迎えられないように、子供の死亡率が高いのが原因

 

◯統計データを正しく理解し活用することで、事実が見えてくる。

内田先生は、「さまざまな問題があるが、それらをしっかり数値化し分析することで、問題を可視化し解決するための方法が見えてくる。統計データを正しく理解すること。そして正しく活用すること。」

私たちの探究についても、先生のおっしゃる通りしっかり数字を見て進めていく必要があると思いました。

 

内田先生の研究分野は、教育社会学だそうです。教育に関する社会的な問題を研究しているとのこと。社会学は、理論と調査を活用し科学的根拠に基づいて社会を分析する。

郡山高校の教育コースでは、学校の先生だけでなく教育全般をターゲットにしているため、内田先生の研究分野と大きく関わっており、内田先生がおっしゃる内容が生徒たちの腑に落ちるものになっていました。

教育コースでは、今後生徒たちが教育分野における探究を進めることになっています。今後も内田先生からご助言を受けながら生徒の教育の探究を進めていきます。

 

内田良の学校帰るチャンネル←内田先生のYouTubeチャンネルです!

 

 

 

 

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