行事の様子、お知らせ

令和4年度 英語科 国際理解講座

1.日時:令和4年9月14日(水)

2.講師:外務省 国際協力局 気候変動課 牧野由明(まきのよしあき)様

3.目的:外務省の役割と世界の課題への取り組み、国際協力について理解すると共に、私たちがこれから国際社会の一員としてできることについて考える契機とする。

 英語科の、「国際理解(1年生)」、「時事英語(2年生)」の授業の一環として実施。グローバル社会で活躍する職業の一つ、外務省の方のお話を直接うかがう貴重な機会でした。国際社会における外務省の役割や具体的な仕事の内容、世界規模の課題解決へ向けてどのような取り組みを行っているのかについての講和を受け、生徒達は国際理解や国際協力で大切なこと、自分に今できることは何か等について、真剣に考えながら話を聞く様子が見られました。東日本大震災の後、福島県が、ボスニアとの交流を初め、各国から多くの支援をいただいたこと、気候変動外交、ジェンダー平等の実現に向けた「WAW」の取り組み、サッカー等のスポーツを通した民族融合プロジェクトについてのお話は生徒にとって身近な話題も多く、自分事として考え行動するきっかけとなったようです。また、国際社会の一員として、正しい現状を知り、異文化や価値観を理解することが大切であるというお話をいただきました。最後に、牧野様より、これから国際社会で活躍する生徒達へ向けて「人生にはセカンドチャンス、サードチャンスがある。諦めず挑戦し続けることが大切。」というメッセージをいただきました。

 

 生徒代表で、英語科2年6組の今泉さんより、「国際社会の現状を知り、正しい情報を元に行動することが大切だと分かった。英語科は国際社会を視野に入れた進路を希望する生徒が多いが、牧野さんのように国際社会で活躍する日本人がいるのは私たちの光だ。一人一人が自分に何ができるかを考えて行動していきたい。」とお礼の言葉を伝えました。

 講座終了後に、1年生から3年生の希望者による座談会が行われました。海外の大学への留学希望者や、将来の進路希望の一つとして外交官や外務省勤務を希望する生徒もおり、数々の質問や意見交換が行われました。

 以下は生徒の感想の一部です。 

・相手の文化や考え方を理解、互いの違いを認め尊重する、その上で自分の考えを伝えることが大切だと学んだ。

・外務省の方々のおかげで、日本の外交や国際社会での、平和的地位が保たれているのだと分かった。

・東日本大震災で、ボスニアの方々と福島が絵を送り合って励まし合ったことにとても感動した。

・気候変動対策やジェンダー平等問題解決など、すぐに解決が難しい問題でも、普段の生活からできることはきっとあるはずだ。

・牧野さんがおっしゃった、「すぐに諦めてはいけない」という言葉が心に残った。

・私たちがこれからも外国語や他国の文化を学び続けることが、先ず国際社会の一員としてできることなのだと思いました。

・日常生活中から、相手の良い面はリスペクトして、良くない面は話し合うなどしていけば、そういった姿勢は国際社会の一員としても通用する大切なことだと思った。