日誌

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学校最終日


今日は金曜日、いよいよ最後の登校日となりました。こちらの生活に慣れてくると、色々な事を吸収しながらも、あっと言う間に時間が経つように感じます。
午前中は、これまでの英語の復習を含め、自らの意見ををまとめて発表したり、他の生徒の英語を聞いて判断するゲーム、新しい単語を使った英語の伝言ゲームなど、スピーキング&リスニングに加えて、想像力や記憶力もフルに使った授業を楽しみました。

午後は、最終日ホストファミリーに渡すサンクスレターに、感謝の想い綴ります。下校時間を過ぎ、誰も居なくなったウェストモートンの広大な芝生の上で、全員揃って記念撮影をし、夕方のさよならパーティーへ向けて準備を進めました。

現地校の教員用ルームを借りて、まずはホストファミリーの前で日本文化と3.11のプレゼンテーション。それぞれ2回目の発表ですが、教室よりも部屋が大きい分、声を張らなくなりませんし、何しろ大人の前で行うのでまた違った緊張感の中でしたが、しっかりとやり遂げました。

その後はホストファミリーや現地校で用意した軽食をつまみながらのさよならパーティー。
ある生徒は日本舞踊を舞い、初めて見たファミリーはその妖艶さから日本の一部を感じることができたでしょうし、彼女の普段と違った雰囲気に他の生徒の驚きの視線も印象的でした。また、全員が参加できるよう工夫したカルタゲームをしながら、日本のお菓子を楽しんでもらいました。最後に生徒からファミリーへ向けて感謝のスピーチ。忙しい時間の中ででしたが、日本から準備を重ねてきた成果を十分に発揮できていたようです。

明日はオーストラリアの家族と一緒に過ごせる最後の1日です。悔いの無い様に、1つ1つの会話を大切に、限られた時間を有意義に過ごしてもらいたいものです。


 最後の授業風景 英語で作ったストーリーを皆の前で発表します


 校内で集合写真 


 緑の芝生に真っ青な空 この写真の為に何回も跳んでもらいました…


 さよならパーティー前のプレゼンテーション たくさんの人が聴いてくれています


 日本舞踊 後ろで見守る他の生徒達 司会の2人はお祭りハッピを着ています


 ゲームの合間に軽食をつまみ食い


 さよならパーティー 歓談の様子

 
 校歌を披露した後に、代表2人からファミリーへ向けての感謝の言葉


 さよならパーティー後に全員で記念撮影

コアラサンクチュアリー


朝の集会後は、バスでロンパインコアラサンクチュアリーへ。カンガルーの餌付けが出来たり、カモノハシやディンゴなど他の動物や爬虫類も多種いますが、135頭以上もコアラを抱える、世界で最も有名で大きなコアラの動物園です。コアラの動物病院や、様々なコアラに合ったユーカリの木を植林する活動も行っています。
希望に応じて生徒達もコアラを抱いて記念撮影。動物臭を心配していましたが、それよりコアラの可愛さにみんなの笑顔が弾けていましたね!お土産にコアラグッズを買う子もたくさん。良い思い出になりました。

明日の夕方は、お世話になったホストファミリーを迎えてさよならパーティーです。もう1度それぞれのプレゼンテーションを披露するチャンスもありますし、オーストラリアでの10日間の成果を見せる良い機会になりそうです。

























最後は全員でコアラのポーズ!

朝の集会


今朝は、チャペルで行われたミドルスクールの集会に参加しました。
600人の現地生徒が集まり視線が向けられる中、1列になって入場、郡山高校の写真スライドを流しながら、生徒会の生徒が学校紹介をしてくれました。ミドルスクール代表とのプレゼント交換では、アボリジニの楽器ディジュリドゥーを頂きました。その後、郡山高校生徒代表2名が全員の前で感謝とお別れの英語スピーチ。これまでお世話になった人達に、気持ちの伝わる温かい言葉でした。

英国国教会系の学校の為、通常集会の後には礼拝が40分ほど続きます。雲のない真っ青な空でしたが、さすがにオープンエアのチャペルで合計1時間の式は、なかなか大変でしたね。
ここオーストラリアでは募金活動やボランティア活動に積極的に取り組んでいます。自分が持っているものを、持っていない人と共有する事のできる心の広さを、というお話がありました。週末はホストファミリーと教会へ行った生徒も多少いたようですが、これも日本ではなかなか経験のできない事です。また違った世界を覗いた気分ですね。


 プレゼント交換 ディジュリドゥーの吹き方の用紙も一緒に頂きました


 用意した文をしっかり覚え、気持ちを込めてスピーチしていました


 チャペルでの集会 郡山高校の生徒は右側前方に掛けています

交流授業


今日は、現地校のクラスに1人、もしくは2人で入り、一緒に授業を受けました。
中学3年~高校2年生の、英語や数学、生物や保健体育、ドラマなど、科目や内容は様々ですが、日本と異なった環境で英語だけで授業を受けることが出来るのは、とても貴重な体験です。

生物やビジネスのクラスでは難しい単語が並び、辞書を引くのに忙しかったようですが、数学はどうやら日本の方が大分進んでいるようで、生徒にとっては簡単な問題ばかりだったようです。こちらの生徒は、授業中に質問があれば思いついた時に自由に挙手し発言します。先生に許可を得ずに教室を出る事もあります。日本の学校生活ではなかなか見る事のない、珍しい光景だったことでしょう。

その他、環境に関する授業では、節電や自然保護など、今自分に出来る事をメッセージカードに書きとめました。小さな事でも、多くの人が集まれば、いつか必ず大きな力となります。
ランチに合わせて、バーベキューのセッティングのお手伝い。現地校では、このバーベキューの売り上げを環境保全に当てています。生徒達は自分の作ったメッセージカードを配りながら、更に現地校生徒とコミュニケーションをとりました。

明日はミドルスクールの集会に参加し、その後はロンパインコアラサンクチュアリーに出掛けます。せっかくオーストラリアへ来たので、ここでしか体験できない事を追加しました。ここ2日間、青空ですが気温がとても低い日が続きました。明日は良い天気になりますように!



 数学の授業中です 簡単な数式ですが、それを説明する英語を知るのも勉強です


 生物の授業 全てコンピューターを使い、各自で選んだ動物の生態を研究をしレポートにまとめています


 この様なメッセージカードを作りました!


 バーベキュー、オーストラリアではバービーとも言います


 下校前にいつもの教室の前で こちらでは荷物は必ず外に置きます

プレゼンテーション 3.11


午後は東日本大震災についてのプレゼンテーション。高校生のクラスに入り、スライドと共にそれぞれが発表する機会を作ってもらうことができました。
きっと原稿を書いている間も、4年前の光景が目に浮かんだことでしょう。聴いている私ですら込み上げるものがありましたが、生徒達からは1人でも多くの人に事実を伝えようとする強い眼差しを感じました。
多くの犠牲があり、多くの助けがあり、今があります。聴いてくれた人達が周囲に話すことで、さらに情報を共有することができる大きな大きな1歩となったことでしょう。
金曜日にはさよならパーティーで再度プレゼンテーションをする予定です。各自今日の反省点を活かし、自信を持って、今度はホストファミリーの前で立派な姿を披露しましょう!


 気持ちを込めて ゆっくりはっきり


 生徒全員がプレゼンターの話に集中しています


 群青 被災地から生まれた希望の歌


 群青 後ろのスクリーンでは歌詞の英語訳を映しました


 クラス代表の生徒から、プレゼンテーションと歌へのお礼の言葉を頂きました


 その後は少しおしゃべりタイム 男子は男子でかたまります

 
 女子は女子同士でおしゃべり 緊張から放たれた表情です


 イプスイッチも2011年に大洪水の被害を受けました その時の様子を話してくれました

 
 今度は聴く側にまわります